樵木備長炭の原木となるウバメガシの伐採と森林づくりを開始。

INFORMATION 2021.10.01
適正サイズの幹のみを伐採するウバメガシの択伐

2021年10月1日、徳島県の美波町ウバメガシ林にて、ウバメガシの伐採と森づくりを本格始動致しました。
四国の右下木の会社は、地域の森林資源に新たな価値を創出することで、地域産業の振興と共に、森林環境の保全にも繋がりうる、森林循環の促進を図ります。この地の森林を構成する照葉樹の活用のひとつが、ウバメガシを原材料とする備長炭の製造です。全国的には資源枯渇が続く貴重なウバメガシですが、その活用と保全を両立させるのが、地域に江戸時代から続く「樵木林業」。その中核技法である「択伐矮林更新法」は、萌芽更新するウバメガシの特性を活かして高い生産性を実現します。また、定期的な伐採により矮林(丈の低い樹木の林)とすることで、台風常襲地における風倒木による森林破壊や裸地化リスクの低減に繋がります。
適正木を選んでの択伐は、皆伐に比べて労力が増えますが、四国の右下木の会社では、先人の教えに沿って、丁寧な伐採と森林づくりを進めて参ります。

適正サイズの幹のみを伐採した、ウバメガシの株の様子