2024年12月6日（金）、美波町立伊座利校にて開催されたバーベキュー集会に、弊社も参加し、地域の自然資源を活用した火起こし体験を実施しました。伊座利校は小学生と中学生が共に学ぶアットホームな学校で、全校が一体となって学校行事を楽しむ温かい雰囲気に包まれています。

今回のイベントでは、弊社の樵木林業で伐採した広葉樹の薪を活用し、樵木備長炭への火付け体験を実施しました。中学校の生徒さんは、マッチで枯れ葉に着火し、細い薪、太い薪へと火を育てて焚き火を完成させる過程を体験しました。そしてその焚き火を活用して樵木備長炭に火を移す作業に取り組みました。このプロセスを通じて、自然の素材と向き合いながら火を扱う難しさや達成感を味わっていただきました。

また、生徒の皆さんが準備した食材を先生方が焼き上げる間、弊社スタッフが用意したクイズを実施いたしました。「美波町の木は？」「針葉樹と広葉樹ではどちらが長く燃える？」といった問いを通じて、美波町の自然や木の特徴について楽しみながら学ぶ時間となりました。さらに、児童・生徒・教員の皆さんから「どうして美波町にウバメガシが多いの？」「燃えない木はあるの？」など、自然や森林に関する質問が飛び交い、学びを深める充実したひとときとなりました。その後、生徒の皆さんが企画したゲーム大会が行われ、笑顔と活気にあふれる交流が続きました。そして、焼き上がった食材とともに給食を囲み、参加者全員が和やかな雰囲気の中で楽しい時間を共有しました。

今回の体験を通じて、児童・生徒の皆さんが美波町の豊かな自然環境や森林資源への理解を深めるとともに、地域と自然とのつながりを実感する貴重な機会となりました。今後も弊社は、地域社会と連携し、未来を担う子どもたちに地域資源の大切さや自然との共生の重要性を伝える活動を積極的に進めてまいります。