日和佐中学校の生徒が職場体験に来ました
INFORMATION 2024.12.192024年12月10日(火)、美波町立日和佐中学校の2年生2名が弊社に職場体験に来ました。お二人は「森林に興味がある」「備長炭を使ったバーベキューの美味しさに感動し、炭に関心を持った」という理由から、弊社での体験を希望したとのことです。この日、弊社の林業や製炭の現場で実際の作業を体験しました。
午前:林業体験
午前中は林業の現場で「地ごしらえ」の作業に取り組んでもらいました。この作業は、伐採後に残った材や枝葉を整理し、土壌を整備するものです。等高線に沿って枝葉を配置し、編むように重ねるなど工夫して作業を行いました。地ごしらえは土砂流出を抑え、落ち葉を蓄積させ、どんぐりが芽吹きやすい「ふかふかの土」を作るための重要な工程です。地道な作業ではありましたが、森林を健全に保つための意義を学びながら取り組んでくれました。
午後:製炭体験
午後は製炭窯での作業を体験してもらいました。窯出し後の備長炭を灰の中から丁寧に取り出す工程に挑戦しました。灰が舞い上がらないように、また備長炭が折れないよう慎重に作業する必要があり、前かがみの姿勢での重労働でしたが、お二人とも一生懸命に取り組んでいました。
作業後には、阿波尾鶏の炭火焼を試食する機会も設けました。窯から出したばかりの樵木備長炭で焼いた鶏は、外側は香ばしくパリパリ、中はジューシーで、非常に美味しいと好評でした。地元のエネルギーを活用し、徳島県の特産品を楽しむ「地炎地食」の醍醐味を味わう時間となりました。
今回の職場体験を通じて、次世代を担う若い方々に林業や製炭業の魅力、そしてその意義を少しでも感じていただけたことを大変嬉しく思います。弊社では、地域の自然資源を活かし、豊かな森林の保全と持続可能なエネルギー活用を目指しています。これからも地元の未来を担う人材とのつながりを大切にしながら、地域社会に貢献し続けてまいります。